語学学習を300日以上続ける秘訣とは?学習習慣を作るポイントを3つ紹介!

語学学習を300日以上続ける秘訣とは?学習習慣を作るポイントを3つ紹介!

みなさん初めまして、ライターの庄司です!

突然ですがみなさんは、英語や中国語などの語学を勉強しているときなかなか続かなかったり行き詰まったりしたことはありませんか?

 「よし!頑張ろう!」と決めたものの続けられないときは自分が嫌になったり落ち込んだりする人 も多いと思います。

そこで今回は、300日以上語学学習を続けられている私自身の経験をもとに、語学学習を習慣化する秘訣を大きく3つのポイントに分けて紹介していきます!

語学学習を始めたきっかけ

習慣化の秘訣をお話する前に、そもそもなぜ私が語学学習に力を入れるようになったかをお話ししたいと思います。

私は2019年4月から1年間休学していたのですが、復学のタイミングで何か新しいことに挑戦したいと思っていました。そのとき最初に思い付いたのが「語学学習」でした。

実はフランス語を勉強していた兄の影響で、私も大学1年生のころからフランス語を独学で勉強していました。

しかし、大学の勉強や所属していた学生団体(NPO法人アイセック・ジャパン; 以下アイセック)の活動などより優先順位が低くなり、なかなか続けられませんでした。

だからこそ、 新しく挑戦するなら今度こそ語学の勉強を頑張ってみよう と思いました。

さらに4年間のアイセックの活動(海外インターンシップや国際会議など)を通して海外の友人ができ、彼ら彼女らと英語以外(彼らの母語)で話せるようになりたいと思ったのも「語学学習」を選んだ理由の1つです。

そしてこれらの理由から現在は、韓国語・中国語・フランス語・スペイン語の4ヶ国語を並行して勉強しています。

語学学習の習慣を作った3つのポイント

さて私が語学学習に力を入れるようになった背景をお話ししたところで、ここからは習慣化の秘訣を紹介していきます!

結論から言うと、私が語学学習を習慣化できたのは以下3つのポイントがあったからです。

  1. 目標を具体的にして、レベルチェックの機会を作った
  2. 日々の勉強するハードルを下げた
  3. 日常生活でその言語に触れる時間を増やした

この3つについては後ほど詳しく説明するとして、ここでは「なぜこのポイントが習慣化に繋がったのか」をお伝えします。これは語学学習に関わらず「何か習慣化したい!」という方の参考にもなると思います!

鍵となるのは「過去に習慣化できたことを再現すること」です。どういうこと?と思うかもしれませんが、先述の通り私は一度、フランス語の勉強が続かなかったという失敗経験があります。そこでまずは、語学学習以外で習慣化できたもの(2020年4月時点)を思い浮かべてみました。

  • 中学の部活
  • 中高にかけての英語の勉強
  • 大学受験の勉強
  • アイセックの活動

ぱっと思いついたのはこんな感じです。今回習慣化したいのが「語学学習」ということもあり、中高にかけての英語の勉強を思い出しながら当時勉強を続けられた理由を考えていきました。それがこちらです。

  • 海外ドラマや洋楽など英語のコンテンツが好きだった
  • 特に洋楽は自分で歌えるようになりたいと思って和訳なども頑張っていた
  • 通学中はウォークマンでキクタンやリスニングの問題を聞き流していた
  • 英検合格がモチベーションになっていた(合格には至らなかったが準1級を受験)

このように海外ドラマや洋楽などで英語自体を楽しみつつ、英検のために語彙を増やしたり長文読解やリスニングなどにも力を入れていました。

また、キクタンは2倍速、リスニングの問題も慣れたら2倍速で聞いていると耳が英語にどんどん慣れていきました。

その結果、中学3年生のころは三者面談で親に心配されるほど低かった英語の成績が、高校卒業のころになると学年でもトップレベルまで上がっていました(ちなみに高校3年生で受けたTOEICのスコアは680ほど)。

ここでもう一度、最初に紹介した3つのポイントと見比べて見ましょう。

  1. 目標を具体的にして、レベルチェックの機会を作った → 英検受験
  2. 日々の勉強するハードルを下げた → 通学中に聞き流したキクタンやリスニングの問題
  3. 日常生活でその言語に触れる時間を増やした → 海外ドラマや洋楽

いかがでしょう?このように過去の習慣化できた理由を具体的な言葉にして、さらにそれを抽象的にすることで、それを他の場面でも再現できるようになるのです。

前置きが長くなりましたが、いよいよ3つのポイントを詳しく説明していきます!

目標を具体的にして、定期的にレベルチェックしてみた

すごく簡単にまとめると「見える化」です。これは私のモチベーション維持の鍵ですね。

  • 目標の見える化:最終的な目標やマイルストーンを決める
  • 努力の見える化:スプレッドシートやアプリで日々の勉強を記録する
  • 実力の見える化:検定でレベルチェックをする

まずは「目標の見える化」です。最終的な目標を決め、そこからマイルストーン(中期的な目標)を決めていきます。

そしてこの目標設定において非常に大切なのが期限設定です。

 「いつまでにどのレベルになっているのか」 を具体的にイメージしましょう。

この際考える助けになるのが開催時期が決まっている「検定」です。

もともとは会話ができればいいから検定は受けなくてもいいやと考えていましたが、誰かに自分の実力を客観的に説明するときに資格が一番分かりやすいのでは?と思い、検定受験を決意しました。例えば「韓国語ができます!」と言うより「TOPIK6級を持っています!」の方が相手もイメージしやすいはずです。

ちなみに私は、やるならとことん頑張って卒業までにビジネスでも通用するレベルになりたいと思い、「ビジネスレベル」にあたる級を最終目標に設定しました。

そして、卒業するまでの2年間でどの時期にどの級に合格しているかを考えました。

次に 「努力の見える化」 です。これが今回紹介する中でもかなり重要な習慣化の鍵です!私はこの努力の見える化に、Duolingoというアプリとスプレッドシートを用いています。

Duolingoは続けて何日目か一目で分かるデザインかつ、毎日続けているとお祝いしてくれる機能があるので重宝していますね。

ちなみに1回もレッスンをやらないまま日付を超えると無慈悲に記録がリセットされるので、連続記録を途絶えさせたくないという思いが駆り立てられます。

日々の記録

また、スプレッドシートでは「日々何をするのか」「どれくらいの時間勉強したのか」などを管理しています。

対象は文法などのテキストや単語帳など。

チェックボックスをつけたり、関数を組んで自動で勉強の合計時間数が計算されるようにしたりすることで圧倒的に達成感を味わえます。

勉強時間の記録

最後に「実力の見える化」として検定でレベルチェックをしています。

このように 実力を確認する機会を設けて、自分を強制的に追い込む環境を作る のも1つの手。

受験料も安くはないので「何としても合格するぞ」と意気込んで勉強できます。

そしてもし、過去問を解いてみて実力が足りていないと感じたら試験当日まで必死にその差を埋めるようにしました。

楽しみながら勉強するだけでなく、ある程度のプレッシャーの中勉強する期間があってもいいのではないでしょうか。

日々の勉強するハードルを下げてみた

みなさん、「勉強する」というと机に向かってテキストを開いたり、ノートに練習問題を解いたりというのをイメージしませんか?しかしそれら以外にも、勉強の方法はたくさんあります。

私が日々の生活で意識したのは「ちょっとでもいいから何かやる」です。

  • メイクしているときにキクタンを聞き流す
  • 寝る前にDuolingoで1レッスンする
  • YouTubeやNetflixの動画を観る

このように「1日の中で何かしら他の言語に触れたらOK」という風に考えています。

もちろん机に向かって勉強することもありますが、毎日同じだけ時間を確保できるとは限りませんし、机に向かう気が起きないときだってあります。

そんなときでも 学習を続けるために「勉強」のハードルを下げて みました。自分のために勉強しているんですから、ハードルを無理に上げなくたって大丈夫です。

そしてもう1つ意識しているのが「手軽さ」です。

スマホさえあれば、キクタンやDuolingoをするのも、YouTubeもNetflixを観るのも全部、ベッドに寝転がりながらでもできます。

最近はスプレッドシートに分からない単語をまとめたり、Slackに文法をまとめたりしていますね。

スプレッドシートにまとめ

スラックにまとめ

日常生活で他の言語に触れる時間を増やしてみた

2つ目とも似ていますがこれは「語学を楽しみもっと好きになるためのもの」です。実際に私が日常生活で他の言語に触れている方法の一部はこちらです。

  • YouTubeやNetflixの映像コンテンツを字幕(日本語 or 英語)を付けて観る
  • Naver WebtoonをLINEマンガと見比べながら読む
  • ひとりごとをする
  • Twitterのトレンド設定を変える
  • スマホの言語設定を変える
  • 好きなアイドルのヲタ活をする
  • 好きな歌を和訳する

映像コンテンツはとにかくたくさん観ることでその言語のリズム感に耳が慣れてきますし、演者が何と言っているのかを意識して聞くことで日常生活で使うフレーズなども自然と覚えていきます。

また、PCでYouTubeやNetflixを観るときはGoogle Chromeの拡張機能がおすすめです!これがあれば2言語同時字幕で楽しめます。

  • Language Learning with Netflix
  • Language Learning with Youtube BETA

そして、覚えたフレーズをひとりごとにしてみるのもいいですね。「お腹すいた」「寒い」「今日何しよう」など簡単なフレーズからどんどんつぶやいていきましょう。

また、私が最近特に力を入れているのは韓国語なのですが、その理由がヲタ活です。

「推しの言っていることを字幕なしでも理解したい!」「歌詞がすっと入ってくるようになりたい!」というような非常にシンプルな理由からですね。

好きな人やものがあるだけで頑張れるので、みなさんもぜひ好きなものを見つけてみてはどうでしょうか?

まとめ

今回は学習習慣を作る秘訣を大きく3つのポイントに分けて紹介してきました。最後にもう一度ポイントをおさらいしましょう。

  1. 目標を具体的にして、レベルチェックの機会を作る
  2. 日々の勉強するハードルを下げる
  3. 日常生活でその言語に触れる時間を増やす

語学学習は何よりその言語を好きになることが大事だと思うので、自分にあったやり方を見つけて楽しみながら日々の学習を続けられるといいですね!

それでは、この記事がみなさんにとって少しでも習慣化の参考になれば幸いです!